緊縛は武士が習得する武芸十八般の1つ、捕縛術
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緊縛はどのようにして誕生したのでしょうか?日本の武士は誰でも武芸十八般を習得する修行をしたそうです、その武芸十八般のうちの1つが捕縛術という緊縛の元になった技術なのだそうです。
緊縛の文化
緊縛は日本のある意味伝統的な武道として用いられていました、特に武士たるもの武芸十八般を習得できなくてどうする!と武家の家では半ば強制的に習わされていたのが捕縛術(今でいう緊縛)でした。
具体的に言えば武芸十八般とは下記の様な物です。
「弓・馬・槍・剣・水泳・抜刀・短刀・十手(じって)・銑鋧(しゅりけん)・含針・薙刀(なぎなた)・砲・捕手・柔・棒・鎖鎌(くさりがま)・?(もじり)・隠(しのび)」
捕手とは捕縛術(ほじょうじゅつ/とりなわじゅつ)
見た事がある文字がありますね?弓(弓道)、馬(乗馬)、剣(剣道等)、水泳、柔(柔道)は今でも子供から大人まで慣れ親しんでいる武芸(現在ではスポーツ)になります。
この捕縛術やその他の武芸はそれぞれ宗派があり、たとえば徳川、織田、上杉などの武家にはそれぞれオリジナルの武術があり、それは今も継承されているのです。
捕縛術の宗派
ではmasterはどこの宗派でしょうか?私は上杉の宗派であり、捕縛術も独特な方式であると本家の資料で見た事があります、もっとも最初から変わった緊縛をするってのは人の真似は嫌いという自分のコンセプトがあるからなのですけどね。
この捕縛術ですが、実は現在でも教えている道場が日本にはたくさん残っています。
但し、SMとは程遠い縛り方ですからあまり期待しないほうがいいかもしれません、ちょっと気になるから見てみようかな?の程度にしておくとよいでしょう。使用する縄も荒縄(鞣していない刺々しい縄)であり、太さも12mmほどの太い縄です。ちなみに綿ロープは10mmくらいになります。
近年での緊縛につかわれている縄は7mmが標準であり、縄師さんによっては10mm、5mmを使用するなど縄にも個性を持つ人は少なくありません。また、麻縄は染色が可能です、ホームセンターに行けば染色用の粉が売っており、鍋に麻縄を入れて染色します。お湯が沸騰したらそのまま火を止めてほったらかしにしておけば、自然に色が染まっているので、作り方は至って簡単です。
麻縄を染める
縄を染める理由の1つは個性です、たとえばSM藍がスタートした頃には明智先生がわざわざSM藍(当時の名称)のために藍色の縄を作ってくださり、読者プレゼントをよくしておりました。私も自分流の縄の鞣(なめ)し方があります。おそらく縄師さんは誰でも自分流の縄の鞣し方をされているとはおもいますが、明智先生の縄は本当にすばらしいとしか言いようのないきれいでつかいやすい縄でした。もちろん、先生は鞣し方を誰にも教えていませんでした。
私も当時はどうにか自分のオリジナルの鞣し方を会得したく、いろいろと試行錯誤したものです。お酢を入れたり、醤油を使ったり、煮たり・・・その都度事務所の中が醤油だったら醤油の匂いだらけになって、よく怒られたものです(笑)
そして自分である方式を作り上げました、こちらに記載しますので興味ある方は是非チャレンジしてみてください。
縄のなめし方
master流、縄の鞣し方
まずは麻縄を用意します、100mで購入した人は8mくらいで切ってください。とりあえず10本を用意し、バケツに水を8割ほど入れます。
水を入れたら柔軟剤(どこのメーカーでもよい)をキャップ1杯入れてかき混ぜます。
麻縄を束にしてバケツに入れて押し込みます、その時に縄から泡が水面に向かってブクブクとでてきますが、でて来たと同時にバケツから取り出します。
この時点で縄はビショビショ、でもそのビショビショ状態で予め用意した干し竿にかけていきます。
10本すべて縄をかけ終わったら、縄のそれぞれの端に重さ最低でも500gの鉛を付けます。
つまり、この時点で鉛は500gX20個であり、10kgの重さが干し竿にのしかかります。中途半端な竿は使えません、10kgはけっこうな重さなので、それなりに耐久力がある竿を推薦します。
このまま外(なるべく炎天下)で1週間干します、1週間後にカラカラに乾いた状態を確認したらワセリンを1本ずつ丁寧に塗り込みます。それで更に1週間影干しして完成です。
よく、蝋燭を塗ったり毛羽を焼いたりする方がいますが、この作業は必要ありません。
なぜなら、縄は使っていくうちに毛羽は取れますし、ワセリンを擦り込んだ結果、麻縄なのにプルンプルンのゴムの様な状態になっていますから、縛られる相手を傷つける事はありません。
それに使っていく内に相手の肌の油もしくは自分の手汗(正確には油)が縄に浸み込んでいきますので、使えば使う程手になじんでいきます。
鞣していない麻縄でも値段が高いのでは?
と考える人もいるでしょうが、8mでも1本180円くらいで手に入ります。
ネットでもどこかの紐屋さんでもそんなに高くはありませんので、費用を考える程の出費はありません。
そういった麻縄を独自の技術で鞣して売っているのが、麻縄を販売している業者です、原価はさほど高くはありませんので、自分で鞣したほうが無難でしょう。
緊縛は元は武芸の1つであった、だからなに?とおもわれるでしょうが、一生に1度人に言うか言わないかの知識でも1つの話題にはなります。
みなさんも捕縛術について追及してみると割とおもしろい結果が見えてくるかもしれません。
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