女王様の言葉責め「お願い調教」とは

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マニアックなSMユーザーは、より強烈な刺激を求めて調教に使用する言葉責めを斬新で絶対服従的な制度を求めている反面、初心者は命令や服従を嫌うパターンもある。

言葉責めは命令と位置付ける風評も変わりつつあり、今では新しく「お願い調教」と称する言葉責めも現れた。「お願い調教」を開発したのはもちろん筆者である(笑)

女王様の言葉責めの新バージョンというところだろう。

お願い調教とは

通常SMプレイにおける女王様の言葉責めは命令が最もメジャーなのだが、M男心をくすぐる新しい言葉責めが上から目線の命令ではなく「お願い」という下から目線の言葉責めプレイである。

女王様とM男というスタンスでは支配と服従という上下関係を守るのがマナーとも呼ばれているが、これには致命的な問題がある。それは女王様が女王様でいる必要があるということだ。

M男と顔を合わせる際、女王様は必ず女王様であり続けなければならない、女王様は見た目や言葉使いにも気を使う、早い話が独りではないときは常に気を張っていないと女王様というイメージを維持できないという欠点がある。

しかし、普段から「お願い調教」をメインとしている場合、極端な話が見た目や言葉使いにさほどイメージの定着化を求めずともなんら問題にはならないのだ。

お願い調教とは命令ではなくお願いすること、例を言えば「ほら!土下座しろ!」という普段の言葉が「ねぇ?土下座してみせて?」になる。

女性特有の甘え的な下から目線なのだが、命令とお願いを大多数のM男達ならどちらを優先するだろうか?これはSM系風俗がボーダーラインを下げ続けた結果として、なんちゃってM男やソフトM男が増えた結果でもあるが、8割以上のM男が「お願い」を優先するはずだ。

命令はイヤだけど、お願いなら聞いてもいいかな?というスタンスであり、あいまいなものが今は最も高く評価されているのである。もちろん、マニアックなSMユーザーからすれば「それはSMなのか?」と思われるかもしれないが、これもまた現実である。

言葉責めをお願い言葉に変換する

言葉責めは強い口調、お願いは優しい口調であり、普段から命令口調を使っている女王様にとっては少々混乱するかもしれないが、これも慣れである。以下に言葉責めをお願い言葉に変換した例をいくつか挙げるので参考にしてほしい。

「ほら!オナニーしてみせろ!」>「あなたのかっこいいオナニーみてみたいな!」

「土下座しろ!」>「あなたの土下座見て見たい!お願い!見せて?」

「ほら!この鞭の痛みに耐えろ!」>「ねぇ、痛い?ねぇ、痛い?我慢してね?」

「蝋燭の熱さに耐えてみせろ!」>「熱いの?でも、我慢して男らしいとこ見せて?」

実際このような言葉責めをするかどうかはわからないが、ザックリといえばこのような感じである。

お願い言葉

「して?」「みて?」「やって?」「ほしいな!」「ね?」などのお願い言葉を使うのだが、実際にこの言葉を言われたらM男は断るか?いや、断らないだろう。

例えば自分の出した精子をM男に飲ませるプレイなどで、M男がかたくなに嫌がっていたとしても顔を近づけて「ねぇ、君が自分の精子を飲むとこみたいの、見せて?お願い!」と下から目線で言われたらどうだろう?例え初心者のM男でも「命令ではないけど、断りづらいなぁ」となるはずである。

つまり、お願い言葉とは「断りづらい状況を作る言葉」なのである。ある意味SMで使用する言葉責めの真逆な発想だが、これが非常に有効的なのは皆さんがご存じの通り。

女王様とM男ではなく、女と男のスタンスでのプレイとでもいうべきか?一般的な男女のスタンスが現在でも男が優先されるような世の中だが、だからこその逆の発想で男性優先のスタンスのまま断りづらい状況を作り上げたのがお願い言葉なのだろう。

お願い言葉への切り替え

マニアックなM男は非道な言葉責めに興奮するが、非道な言葉責めを非道なお願い言葉にアレンジしてみてはどうだろう?一般人からすればありえない!変態すぎる!などの評価はマニアックM男や女王様にとってはお褒めの言葉である。

M男を調教するには主に精神支配と行動制限があるが、今まで当たり前とされてきた命令系統の調教から逆発想でお願いに変えてみるとM男にはある変化がみられる。

M男はミジメ、M男は最底辺、M男はゴミなどの認識を普段植え付けている女王様が、M男のスタンスを引き上げたらどうなるだろうか?子供を教育する際に必要なのは躾ではなく、褒めるほうが伸びるのは皆さんご存じの通りである。

お願い調教に切り替えた際に見られる変化はM男の自信向上である。「M男なんだから自信など不要!」と考える女王様も多くいるだろうが、女王様は職業である以上、M男が何度もリピートするほうが良いはずである。お願い調教に切り替えるとM男のリピート率は飛躍的に向上するのだ。

男性の精神をくすぐる

男性の精神に遠まわしな好印象操作をおこなう、男性が錯覚を起こすのは主に女性からの言葉の中で自分に対して「え?もしかして俺のこと好きなん?」と思わせることである。

褒める、尊敬している、興味がある、価値観が近いなど、男性が自分を快く思ってくれていると思ってしまう言葉を使いつつ、それとなくお願い言葉を使用する。

「あなたってかっこいいよね、こうしたらもっとかっこよくなると思うよ?」と言われたら男性は女性の言葉を素直に受け入れるだろう、相手がM男だとあらかじめわかっていれば、「かわいい」を連呼するとより効果的である。

M男の行動を強制する

言葉責めで精神が追い込まれたM男は女王様の言葉責めが続く中で徐々に行動に移されている自分に酔っていき、強制されていることにも快感を覚えていく。

強制の快感を知ってしまったM男は女王様の言葉だけで自らが行動をするようになり、極端な話が女王様が一切手を出さずとも勝手にM男が悶絶するようになってしまう。

これらの言葉責めで起こるM男の行動をM男ではなく男性に切り替えたら「お願い言葉」のバリエーションといえるだろう。

言葉責めは主に命令による印象操作だが、艶やかあるいは美的な印象可愛いや愛おしいと思わせるのがお願い言葉の印象操作といえる。

男性の行動を任意にさせる

行動は強制ではなく、あくまでも任意であるにも関わらず女性の言葉通りの行動を起こしてしまうように錯覚させる。

あらかじめ準備した行動をA、B、C、Dとし、男性にどれがいいかを選ばせる。しかし、実際にはA~Dの行動はいずれも女性が準備したものであり、E~Zの選択があることに気付かなくなってしまう。

結果、自分が自由意志で行動をしたと錯覚するのである。自分が自由意志で選択をしたと本人は思うだろうが、最初から手のひらの上で踊らされていたという結末である。

自由意志を錯覚させる

自分で決めた、自分で選んだと思わせるには少しばかり思考範囲を鈍らせたほうが良い。調教というのは徐々に逃げ場をなくしていく方法が最も効果があるので、まずはM男の苦手とするプレイなどをおこなうほうが良いだろう。

精神的にも肉体的にもある程度追い詰められるとM男は判断が鈍る傾向にある。例えば大嫌いな鞭プレイをし、少し間をおいて「蝋燭、針、苦痛、金蹴り」を選択肢として提示した場合、その4項目の中から選ぶことが自分の自由意志だと錯覚するのである。

これらの選択肢をM男の好む内容にしてお願い調教に切り替えると、M男には自信向上の意思表示が見られ、より一層女王様への忠誠を誓うようになる。

まとめ

女王様の言葉責めは必ずしも命令や強制ではなく、相手に判断をゆだねる方法もSMプレイとして成り立つ。言葉責めのバリエーションとしては「お願い調教」に使用されるお願い言葉もほんの一部に過ぎないので、いろいろと工夫してみてほしい。

お願い調教は2001年に筆者がSMクラブを経営していた際に苦肉の策で考案したアイディアの1つではあるが、20年以上経過した今現在では特に2次元オタクにはかなりの人気を誇っている。

このオタク層をターゲットとした斬新なアイディアをプレイに取り込むことによって新しいSMプレイの概念がまた生まれてくる。当たり前や常識から外れた斬新なプレイスタイルを皆さんも考案してみてほしい。

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